インターラーケンのガイドブック

INTERLAKEN
インターラーケン
基礎自治体
Gemeinde/Commune/Comune
インターラーケン
Interlaken
所属州
Kanton/Canton/Cantone
ベルン州
Kanton Bern
言語
Sprache/Langue/Lingua
ドイツ語(スイス・ドイツ語)
郵便番号
Postleitzahl/Code postal/Codice Postale
3800
標高
Höhe/Altitude/Altitudine
568m
人口
Einwohner/Population/Abitanti
5,700人(2015年)
行政ウェブサイト www.interlaken-gemeinde.ch

インターラーケンはスイスのほぼ中心、ブリエンツ湖とトゥーン湖に挟まれた場所にあるアルペンリゾート。

グリンデルワルトをはじめユングフラウ地方の村々や多くの展望台、ゲレンデへの玄関口として年中旅行者やアルピニスト、スキーヤーで賑わっています。

12世紀に建てられた修道院が街の礎で、19世紀にアイガー、メンヒ、ユングフラウなどの頂きを目指した登山家たちによって今のように発展していきました。

公用語はドイツ語(スイスドイツ語)ですが、英語も比較的よく通じます。日本語のできるスタッフがいるホテルやショップも多いので安心。

INTERLAKEN WEATHER

インターラーケンへのアクセス・交通

インターラーケン・ヴェスト駅/オスト駅
Interlaken West / Ost Bahnhof

インターラーケンには2つの駅があり、ヴェスト(西)駅とオスト(東)駅があります。

スイス国鉄やBLSの列車で「インターラーケン行き」の列車はオスト駅行きがほとんど。オスト駅からはグリンデルワルト、ラウターブルンネン方面への登山電車も発着しているので、交通の要衝という意味ではオスト駅のほうがそれらしい存在。

ただ、ホテルの軒数やアルペンリゾートらしい街並みでいうとヴェスト駅のほう。世界的リゾート地らしく国際列車も発着していて、ドイツ国内行きのICE(ベルリン中央駅、ハンブルク・アルトナ駅行きなど)も数多くあります。スイス国内のみの利用ももちろん可能なので、ちょっとドイツ気分を味わってみるのも楽しいかも。

ヴェスト駅とオスト駅の行き来は列車で1駅、5分の距離。ヴェスト駅からはルツェルン方面の列車、オスト駅からはバーゼル、シュピーツ方面行きの列車に乗ればOK。ただ、徒歩でも1.6キロほどなので歩ける距離です。

各地からの所要時間は最速で、チューリッヒ中央駅から1時間55分、ジュネーブ(コルナヴァン)駅から2時間44分、バーゼルSBB駅から1時間54分、ベルンから51分、ベルリン中央駅から9時間10〜25分(スイス国内はICNもしくはICで、ベルリンはICEを利用して、インターラーケン・オスト駅を基準にした場合)。

インターラーケンの市内交通

インターラーケンの町の交通手段は基本的にバスのみで、隣町のトゥーンから来るSTI社の路線バスと、ポストバス(Postauto)の2社が運行しています。

STI社のバスでインターラーケンまで来るのは21番だけで、インターラーケンで使うとすればオスト駅〜ユングフラウ通り〜ヴェスト駅の移動程度。もしくは鉄道を使わずにトゥーン湖周辺の村を訪ねたりするときには便利。

ポストバスは全路線がヴェスト駅を通るようになっていて、102番と103番はオスト駅も経由するルート。ただ、町自体が小さいのであまり使う機会はないかも。基本的にすべての路線がインターラーケンから郊外の鉄道がないエリアへの路線です。

インターラーケン/トゥーン周辺広域バスマップ

インターラーケン周辺ポストバス路線マップ

インターラーケン周辺・ポストバスマップ

インターラーケン周辺ポストバス路線マップ

インターラーケン&周辺の主な見どころ

インターラーケンの町そのものには特に見どころが多くあるわけではなく、どちらかというとユングフラウ地方やトゥーン湖、ブリエンツ湖など周辺へのベースとしての存在価値のほうが高い町。

ただ、元々高級保養地でもあるので、この地方をじっくりのんびりと見て回るという方にはオススメの滞在先です。

ユングフラウ地方観光博物館
Touristik Museum der Jungfrau-Region

ユングフラウ地方観光博物館

インターラーケンの街外れウンターゼーン(Unterseen)にある博物館で、ユングフラウ地方の観光業や交通の発展の歴史を実際の資料や模型を使って紹介しています。

ウンターゼーンはインターラーケンの旧市街にあたる地域で、旅行者の多いアーレ川南側とは打って変わって静かな環境。

5月1日〜10月中旬の14:00〜17:00で、月曜休館。入場料はCHF5.00で、スイストラベルパス、トラベルパスフレックス、スイスミュージアムパスの提示で無料。

クアザール
Kursaal

クアザール

Congress Centre Kursaal Interlaken AG

ヴェスト駅とオスト駅のちょうど中間あたり、ヘーエウェグ(Höheweg)沿いにある会議場・観光施設で、元々は19世紀に作られたインターラーケン唯一の社交場的存在。

華々しいものではありませんがカジノもあり、ブラックジャックとルーレット、ポーカーのテーブルとスロットマシーンが設置されています。ミニマムベット額も低いので軽く楽しむにはうってつけ。

営業は12:00〜2:00までで、週末のみ3:00まで。18歳以上のみ入場可能。ドレスコードは特になくカジュアルでもOK。ホテルのゲストカードがあれば入場料CHF5.00が免除になります。入場時にパスポートの提示が必要なので忘れずにお持ちください。

シーニゲ・プラッテ
Schynige Platte

シーニゲ・プラッテ

シーニゲプラッテからヴェッターホルン、シュレックホルン方面を望む

Andrew Bossi

インターラーケンから気軽に行ける展望台で、街からは見ることができないアイガーも含めてベルナー・オーバーラントの山々を一望することができます。

インターラーケンの隣町ヴィルダースヴィル(Wilderswil)から出発する登山鉄道シーニゲ・プラッテ鉄道(SPB)で山頂駅までは約50分。標高1,967mの山頂には駅の他に展望レストランやホテル(ベルグホテル・シーニゲ・プラッテ)の他、スイスアルプスで見られる数々の高山植物を集めた植物園(Alpengarten Schynige Platte)があります。約8,300㎡の広大な敷地に約600種類の高山植物が栽培されているので、ハイキングをされる方はここで植物や花の予習をしていくと楽しいかも。

シーニゲ・プラッテ高山植物園の開園はSPB鉄道運行期間中の8:30〜18:00で、入場無料。

シーニゲプラッテへの行き方

インターラーケン・オスト駅からベルナー・オーバーラント鉄道(BOB)のグリンデルワルト行きかラウターブルンネン行きの列車で、次の駅ヴィルダースヴィル(Wilderswil)へ。

ヴィルダースヴィルからはSPB鉄道で山頂駅まで約50分。途中駅はブライトラウエネン(Breitlauenen)ひとつだけですが、山頂駅からこの駅までの下りハイキングは1時間ほどで、手軽に楽しめるコース。夏の数日間はSLでの運行あり(要追加料金CHF11.00)。SPBの運行は例年5月下旬〜10月中旬で、それ以外の時期は運休します。

料金・割引情報

インターラーケン・オスト〜シーニゲ・プラッテ往復:大人CHF71.20

スイストラベルパス・トラベルパスフレックス:100%割引(有効適用日のみ)
トランスファーチケット:100%割引
ハーフフェアカード・GA:50%割引

ハルダー・クルム
Harder Kulm

オスト駅裏手、アーレ川を渡ったところにある駅からケーブルカーに乗ってわずか10分で登れてしまう標高1322メートルの展望台で、インターラーケンの街やベルナー・オーバーラントの山々を見ることができます。アイガーも少しだけ見えます。ふもと駅のそばに小さな動物園があり、マーモットやシュタインボックといったスイスアルプスの動物たちと会うことができます。

ハルダー・クルムへの行き方

ハルダー鉄道(Harderbahn)の乗り場はインターラーケン・オスト駅から徒歩6分、アーレ川を渡って徒歩6分ほど。運行は4月下旬〜11月下旬で、冬季は運休となります。

料金・割引情報

インターラーケン・オスト〜ハルダー・クルム往復:大人CHF32.00

スイストラベルパス・トラベルパスフレックス:50%割引(有効適用日のみ)
トランスファーチケット:利用不可
ハーフフェアカード・GA:50%割引

ブリエンツ湖&トゥーン湖
Brienzersee / Thunersee

ブリエンツ湖

「インターラーケン」とは湖の間、という意味で、東にあるのがブリエンツ湖、西にあるのがトゥーン湖です。

ブリエンツ湖とトゥーン湖はもともとひとつの湖で、アーレ川の一部でもあります。アーレ川はグリムゼル峠近くのアーレ氷河が水源で、ブリエンツ湖を経て水がトゥーン湖流れ込み、そこから再びアーレ川となってベルン、そしてライン川への流れています。

どちらの湖も古くからアルプスを望む風光明媚な湖として知られていて、BLSの運行する遊覧船でぐるりと周遊するのがオススメ。

ブリエンツ湖側はオスト駅裏手、トゥーン湖側はヴェスト駅裏手にそれぞれ船着き場があり、一部の食事付きクルーズ船以外は予約無しで乗船可能。スイストラベルパス各種も有効です。

ブリエンツ&ブリエンツ・ロートホルン
Brienz / Brienzer Rothorn

ブリエンツ・ロートホルン鉄道

Brienz Rothorn Bahn AG

インターラーケンの東、ルツェルン方向へ約20分のところにブリエンツの町があります。アルプスの山々に囲まれた湖と古い町並みが実に美しい町で、伝統的に木彫り工芸が盛んな土地。

そのブリエンツの駅から、ロートホルン(Brienzer Rothorn・2,351m)の山頂駅までを登る登山電車がブリエンツ・ロートホルン鉄道(BRB)です。山頂駅は2,298mと、周囲のユングフラウ地方の展望台と標高だけを比べるとごくごく普通の高さではありますが、この登山鉄道、実は世界中の鉄道ファンの憧れの的。

というのも、ここでは19世紀末製造にも関わらずまだまだ現役の、それも小さなかわいらしい蒸気機関車が客車を押し上げて登っていくのです。最大勾配は250パーミルとユングフラウ鉄道と同じ急勾配で、それに合わせて蒸気機関車そのものが傾いているというのもまたかわいいところ。

99%が電化されているスイスの鉄道において、フルカ山岳蒸気鉄道とここが唯一の非電化区間でもあります。

開業は1892年でユングフラウ鉄道よりも早く、戦争や資金不足のため廃止の危機にも見舞われましたが、1931年以降は継続して運行されています。全線が単線で、アプト式ラックレールが使用されています。途中3ヶ所のすれ違いポイントがあり、すれ違いの他機関車の給水の他、プランアルプ駅では乗降も可能。クルム駅からプランアルプ駅までくだりハイキングは所要2時間程度で比較的簡単なコースで、ブリエンツ湖やアイガー、インターラーケンの街などを見下ろすパノラマが素晴らしいので、時間と靴に余裕があれば是非トライしてみてください。

ブリエンツ・ロートホルンへの行き方

まずはインターラーケン・オスト、またはルツェルン方面からブリエンツへ。小さな駅で看板も出ているのですぐわかりますが、道路を渡って反対側にあるのがロートホルン行き登山鉄道の駅。

ブリエンツ〜ロートホルン山頂までの運行は6月上旬〜10月下旬の運行で、5月上旬〜6月上旬・10月下旬〜11月上旬は途中駅のプランアルプまでの運行。基本的には全便蒸気機関車での運行ですが、メンテナンスのため突発的にディーゼル機関車での運行となることがあります。

料金・割引情報

ブリエンツ〜ロートホルン山頂往復:大人CHF88.00

スイストラベルパス・トラベルパスフレックス:50%割引(有効適用日のみ)
トランスファーチケット:利用不可
ハーフフェアカード・GA:50%割引