ラ・ショー・ド・フォンのガイドブック

LA CHAUX-DE-FONDS
基礎自治体
Gemeinde/Commune/Comune
ラ・ショー・ド・フォン
La Chaux-de-Fonds
所属州
Kanton/Canton/Cantone
ヌーシャテル州
Canton Neuchâtel
言語
Sprache/Langue/Lingua
フランス語(スイス・ロマンド)
郵便番号
Postleitzahl/Code postal/Codice Postale
2300
標高
Höhe/Altitude/Altitudine
992m
人口
Einwohner/Population/Abitanti
38,965人(2016年)
行政ウェブサイト www.chaux-de-fonds.ch

ラ・ショー・ド・フォンはヌーシャテル州第2の都市で、フランス国境にもほど近い街。

まだまだ旅行先として認知されている場所ではありませんが、時計好きや建築好きならピンとくる人も多いはず。実はこの街はスイスにおける時計産業の中心地。1900年代初頭には世界の時計生産量の55%をこの街が担っていたとされ、現在でもタグ・ホイヤー(TAG HEUER)やブライトリング(BREITLING)の工場・拠点が置かれています。

また、もうひとつこの街を有名にしたのが建築家、ル・コルビュジェ(Le Corbusier 1887-1965)。ル・コルビュジェはこの街で生まれ、1917年にパリへ移住するまでをここで過ごしています。フランス人と思われることも多い彼ですが、スイス生まれのスイス人で現在では10スイスフラン札に肖像が描かれています(2017年秋から新札への置き換えが始まるため、入手はお早めに)。

ラ・ショー・ド・フォンは17世紀以降発展した比較的新しい街ですが、1794年の大火で壊滅状態に陥ったものの1834年に採用された新たな都市計画のもと、元々主幹産業だった時計産業を中心とした工業都市として生まれ変わりました。現在見られるような碁盤の目状の街区はその計画に基づいたもので、2009年に「ラ・ショー=ド=フォンとル・ロックル、時計製造業の都市計画」としてユネスコ世界遺産に登録されました。

LA CHAUX-DE-FONDS WEATHER

ラ・ショー・ド・フォンへのアクセス・交通

スイス国鉄(CFF)ラ・ショー・ド・フォン駅は市街地のほぼ中心部、少し東よりに位置しています。規模はさほど大きくないので、十分駅から歩いて周ることができます。アクセスの拠点となるのはヌーシャテル(RE利用で所要28分)、ビール/ビエンヌ(RE利用で所要40分)など。

各地からの所要時間は、ジュネーブ(コルナヴァン駅)1時間45分、ローザンヌ1時間14分、チューリッヒ中央駅1時間54分、ベルン1時間5分、バーゼルSBB駅1時間51分、(ジュネーブ・ローザンヌはヌーシャテル乗換、それ以外はビール/ビエンヌで乗換)。

国際時計博物館
Musée international d'horlogerie

国際時計博物館

スイス最大の時計に関する博物館で、元々は時計学校の資料室だったものを拡張して1974年にオープンしたもの。この建物そのものも近代建築として評価が高いものです。

コレクションは約4,000点で、圧巻なのは基本的に全ての展示されている時計は稼働する状態で保存されていること。16世紀の懐中時計やオルゴールなどの仕掛け時計、原子時計まで世界中のありとあらゆる時計が収集・展示されています。

ここで展示されている時計のメンテナンスを行っている修理工房の見学も可能で、月替わりの特別展示も見どころのひとつ。

アクセスはラ・ショー・ド・フォン駅から徒歩5分ほど。駅正面から右へ行くと見える大きなショッピングセンター(メトロポール・センター)の裏手にあります。同じ敷地内に絵画博物館と歴史博物館があります。開館時間は10:00〜17:00で、月曜と1月1日、12月24日・25日・31日は閉館。入場料はCHF15.00(3日間有効で市内の博物館3つまで入場可能)。

メゾン・ブランシュ(ジャンヌレ邸)
Maison Blanche-Villa Jeanneret-Perret

メゾン・ブランシュ(ジャンヌレ邸)

この街で生まれ育ったル・コルビュジェは多くの建築を自らのふるさとに残しています。

その中でも有名なのは「メゾン・ブランシュ」の名で知られる丘の上に建つその名の通り白い邸宅。「ジャンヌレ」とはル・コルビュジェの本名の苗字で、プライベートな建築だったことが伺えます。実際1912年に完成したのち、1915年までの3年間をこの家で過ごしています。その後1919年に売却され多数のオーナーの手にわたりましたが、21世紀になって「メゾン・ブランシュ協会」が設立され、この建築の保護・運営にあたることになりました。2005年からは一般公開されているので内部を見学することも可能です。

アクセスはラ・ショー・ド・フォン駅前からバス10番で終点の「ソンバイユSombaille」まで行き、折り返しの10番バス(駅行き・往復でルートが異なります)でモンブリラン(Montbrillant)下車、Rue de Haut des Combesを上方向に進むと見えてきます。開館時間は毎週金曜〜日曜の10:00〜17:00で、入場料はCHF10.00。10名以上のグループの場合、事前手配で日本語ガイドが可能です。