ザンクトガレンのガイドブック

ST.GALLEN
ザンクトガレン
基礎自治体
Gemeinde/Commune/Comune
ザンクトガレン
St.Gallen
所属州
Kanton/Canton/Cantone
ザンクトガレン州
Kanton St.Gallen
言語
Sprache/Langue/Lingua
ドイツ語(スイス・ドイツ語)
郵便番号
Postleitzahl/Code postal/Codice Postale
9000-9016
標高
Höhe/Altitude/Altitudine
669m
人口
Einwohner/Population/Abitanti
75,481人(2016年)
行政ウェブサイト www.stadt.sg.ch

ザンクトガレンはスイス東北部にある同名の州の州都で、標高675mとスイスの大きな街としては高い場所にあります。

612年頃にこの地で修道院を興したアイルランドの修道士・聖ガルスがその名の由来で、その流れを汲んで18世紀に建設されたのが旧市街の中心部にある「ザンクトガレン修道院 Fürstabtei St. Gallen」。併設の修道院図書館と共に1983年にユネスコ世界遺産に登録されています。また、修道僧の生活を支えたとされる繊維技術はこの地方全体の主幹産業へと発展し、刺繍やレースのメッカでもあります。

チューリッヒからの日帰り圏内でもありますが、アッペンツェルなど比較的交通の不便なスイス東部各地への拠点にもなるので、日にちに余裕があれば宿泊するのがオススメ。チューリッヒ空港へも乗換なしで約1時間なので、帰国前最後の滞在地にするのも良いでしょう。

ST. GALLEN WEATHER

ザンクトガレンへのアクセス・交通

ザンクトガレン駅

スイス国鉄サンクトガレン駅は旧市街の西はずれにあり、中心部(修道院近辺)までは徒歩10分弱。駅はスイス国鉄の他、AB(アッペンツェル鉄道)やSOB(スッドオスト鉄道)などの私鉄が駅前に乗り入れています。ジュネーブ・チューリッヒ方面からの幹線のほぼ東端にあたり、ザンクトガレン始発・終着のICやIRも多いので場所の割に他からのアクセスは悪くありません。

各地からの所要時間は最速で、チューリッヒ中央駅1時間6分、ベルン2時間13分、バーゼルSBB駅2時間8分、ジュネーブ(コルナヴァン駅)4時間1分。最寄の国際空港はチューリッヒ・クローテン国際空港で、空港駅からの直通列車(ICN/IC/EC)が日中は1時間に2本のペースで運行しています(最速で所要53分)。

ザンクトガレン修道院
Fürstabtei St. Gallen

1755年から1768年にかけて建造された後期バロック様式の聖堂で、もともとのベネディクト会修道院としての機能や面影はもはやないものの、スイスにおけるバロック建築の傑作で1983年にユネスコ世界遺産に登録されています。外観はもちろんこと、内部にも細かな装飾が多数施されていて、特に祭壇付近は必見です。

アクセスはザンクトガレン駅から徒歩10分弱、旧市街の中心にあるのでわかりやすい立地です。

修道院図書館
Stiftsbibliothek

修道院図書館

Stiftsbibliothek St.Gallen

修道院図書館は1767年に修道院の併設施設として建造されたもの。

2,100冊の8世紀〜15世紀の写本、1650冊のインキュナブラ(グーテンベルク以降の印刷物)を始めとする貴重な書物が約16万冊収蔵されていて、利用登録をすれば自由に閲覧が可能ですが、用途は当然ながら学術目的のみに制限されています(1900年以前の書物に関しては専用リーディングルームでの閲覧のみ)。

珍しいものでは、9世紀に計画された「ザンクトガレン修道院平面図」があり、現存する世界最古の大規模建造物の設計図とされています。

内部の美しいロココ調内装は1757年〜67年にオーストリアの建築家ペーター・トゥームによって施されたもの。近年は蔵書のデジタルアーカイブ化が始まっていて、2010年11月現在で398の書物がデジタル化されています。

開館時間は10:00〜17:00で、日曜・祝日は16:00閉館。クリスマス、元旦、毎年11月10日頃から3週間程度は休館となります。(詳しい開館時間はこちらをご参照ください) 入場料はCHF12.00で、有効なスイストラベルパス・スイストラベルパスフレックスがあれば無料。

織物博物館
Textilemuseum

織物博物館

Textilemuseum St.Gallen

かつてこの地方の主幹産業として栄えた織物・繊維工業のさらなる発展を目的として設立された博物館で、現在ではこの地方の伝統を伝えるだけでなく、世界各地の織物や刺繍、レースなどが収集されています。ディスプレイも凝ったものが多く、センスのいい内装や展示にも注目です。窓に飾られたレースがかわいらしいので是非見てみてください。学術研究用の図書館も併設されています。 アクセスはザンクトガレン駅から旧市街・修道院方面へ左のコムハウス通り(Komhausstrasse)を直進して、ファディアン通り(Vadianstrasse)で左折、徒歩5分ほど。

開館時間は10:00〜17:00で、1月1日、復活祭前の金曜日、12月24日・25日・31日は休館。入場料はCHF10.00で、有効なスイストラベルパス・スイストラベルパスフレックスがあれば無料。

農業・食品見本市「オルマ」
OLMA-Ostschweizerische Land- und Milchwirtschaftliche Ausstellung

農業・食品見本市「オルマ」

OLMA 2017

スイス東部地方の農業・酪農・食品を扱う業者が一同に介する見本市で、1943年から毎年10月中旬に10日間ザンクトガレン市街地の北東にある「オルマ・メッセ Olma Messen」を会場に行われています。

スイス東部が中心なので、ザンクトガレン州やアッペンツェル州が中心となって出展していますが、毎年ゲストカントン(州)が設定されているのが楽しいところ。本来は業者向けの商談会などが行われる見本市ですが、一般来場ももちろん可能で、アッペンツェルのチーズや焼きたてのブラートヴルスト(ソーセージ)などが購入可能。展示の他にも牛の品評会、ヨーデル、カウベルの演奏会なども行われるのでスイスグルメから伝統文化まで1日中楽しめます。

アクセスはザンクトガレン駅前からバス3番でオルマ・メッセ(Olma Messen)下車。