チューリッヒのガイドブック

ZÜRICH
基礎自治体
Gemeinde/Commune/Comune
チューリッヒ
Zürich
所属州
Kanton/Canton/Cantone
チューリッヒ州
Kanton Zürich
郵便番号
Postleitzahl/Code postal/Codice Postale
8000〜8099
標高
Höhe/Altitude/Altitudine
408m
人口
Einwohner/Population/Abitanti
396,000人(2015年)
行政ウェブサイト www.stadt-zuerich.ch

チューリッヒ(Zürich)はスイス北東に位置する国内最大の都市です。

スイスの空の玄関チューリッヒ国際空港が近郊にあり、古くから多くの金融機関や国際機関が集中している、スイスの経済・ビジネスの中心地でもあります。

しかし決して無機質な大都市といった様相ではなく、人口40万人弱の湖畔の静かな街。ここから日帰りで行ける場所も多くあるので、チューリッヒをベース数日過ごすのもオススメ。

公用語はドイツ語(スイスドイツ語)ですが、英語も比較的よく通じます。

ZÜRICH WEATHER

チューリッヒへのアクセス・交通

チューリッヒ・クローテン国際空港
Flughafen Zürich-Kloten

市街地から約6キロ北東、クローテンにあるスイス最大の空港。スイス・インターナショナルエアラインズ(LX)が東京・成田との直行便を毎日1便運航していて、ヨーロッパの他都市からの便も多いので日本からの旅行者には最もなじみ深い空港でもあります。

空港と市街地の移動はスイス国鉄(SBB)が利用でき、チューリッヒ中央駅まで所要10分〜15分、CHF6.20。到着ロビーから「Bahn/Railway」の表示に従って進むとチューリッヒ空港駅があります。ただ、この駅からは市街地方面以外への列車も出ているので、中央駅へ行く場合は行き先表示に「Zürich HB」の表示があることを確認する必要があります。

タクシーで市街地までは10分程度で、料金はCHF60.00ほど。距離の割にやや高額なのでご注意を。

チューリッヒ中央駅

チューリッヒ中央駅
Zürich HB (Hauptbahnhof)

スイス最大の駅で、行き止まり式のターミナル駅。

地上ホーム(16本)と地下ホーム(10本)があり、中長距離列車は地上、短距離列車(Sバーン)は地下に発着しています。2010年5月現在、一部拡張及び改装工事中で一部閉鎖されているホームもあるので注意が必要です。

地下はShopVilleと呼ばれるショッピングモールになっていて、その中間階にはコインロッカー、有料のシャワー・、有料トイレなど旅行者向けの設備がコンパクトにまとまっています。プラットホーム階の広大なコンコースには時期によってマーケットが立つので一見の価値あり。クリスマス時期には巨大なクリスマスツリーが出現します。

チューリッヒの市内交通

チューリッヒの市内交通はVBZ(チューリッヒ交通局 Verkehrsbetriebe Zürich)によって運営されているバス(トロリーバス含む)56路線とトラム15路線で構成されています。

チューリッヒ都市圏を含む州内全域では、SBB含む鉄道、バス・トラム、ケーブルカー、湖船などはすべてZVV(Zürcher Verkehrsverbund)として統一されていて、共通の料金・キップで利用することが可能。(VBZはZVVの中で、市街地部分の交通網を担っています)

料金は地図でゾーン分けされていて、目的地までに通過するゾーンの数で料金が異なります。チューリッヒ市内中心部はゾーン110の中にほぼ収まっています。

主なチケット・パス類

チケット・パスの種類 有効期間 有効範囲 料金
1-2 Zonen 1時間 ZONE110及び120のみ、もしくは隣接するZONE2つ(※1) CHF4.40
3 Zonen 1時間 ZONE110及び120と隣接するZONE1つ
もしくは110・120以外の隣接するZONE3つ(※2)
CHF6.80
Tageskarte/Daypass
1-2 Zonen
24時間 ZONE110及び120のみ、もしくは隣接するZONE2つ(※1) CHF8.80
※1:ZONE110(チューリッヒ中心部)・ZONE120(ヴィンタートゥール中心部)はゾーン2つ分とカウントします。
※2:チューリッヒ空港はZONE110に隣接するZONE121にあるため、空港〜市内中心部はZONE3つ分のカウントとなり、この料金が該当します。

料金はゾーン制で分かりやすいですが、ZONE110と120の扱いに注意が必要です。

ZONE110(チューリッヒ中心部)、ZONE120(ヴィンタートゥール中心部)は特別扱いで、これらのゾーン内は2ゾーンでカウントします。従って、チューリッヒとヴィンタートゥールの町中でバス・トラムを利用する際、券売機では最も安いキップ(Lokalnetz・30分有効CHF2.70)ではなく、「1-2 Zonen」のキップを選択する必要があります。

また、チューリッヒ空港はZONE121にあるので、チューリッヒ中心部からはZONE3つ分とカウントします。

チューリッヒ中心部だけの移動であれば、1日に2回以上バス・トラムに乗る場合は24時間有効のTageskarteを購入するほうがオススメ。

利用時に有効なスイストラベルパス、当日の日付記入済みのスイストラベルパスフレックス、トランスファーチケットがある場合は始発〜終発までフリーパス。有効なハーフフェアカードは割引適用(Halbtax)になりますが、半額ではなく割引なので注意。

チューリッヒの主な見どころ

チューリッヒの市街地は中央駅から湖までの間のリマト川両岸が中心地です。

中央駅から湖まで歩いて15〜20分ほど。

バーンホフ通り
Bahnhofstrasse

バーンホフ通り

チューリッヒ中央駅から南へまっすぐ延びる大きな歩道とトラムの線路が目印のショッピングストリート。週末になると買い物を楽しむ人であふれる賑やかな通りです。

スイス国内でチェーン展開するデパートJelmoli(イェルモリ)やManor(マノール)、おなじみスウォッチストア(SWATCH)、アップルストア(Apple Store)、1881年創業の老舗のおもちゃ屋フランツ・カール・ウェバー(Franz-Carl Weber)、人気ブランドバリー(BALLY)本店などさまざまで、買い物好きなら1日いても飽きないのでは。

この周辺はホテルも多く、夜遅くまで人通りがあるのでナイトライフも楽しみたい方はこのへんに宿泊するのが正解。

ザンクト・ペーター教会
St. Peterskirche

バーンホフ通りとリマト川の間、リンデンホフの丘のそばに建つ、チューリッヒで最も古い教会。

教会建築としては至ってシンプルなものですが、塔の側面にある大時計は直径8.7メートルあり、ヨーロッパ最大の大きさを誇ります。

チューリッヒ大聖堂
Grossmünster

リマト川右岸にある2本の塔がシンボルのロマネスク様式建築の教会で、1220年に完成したもの。

1520年からはフルドリッヒ・ツヴィングリが説教師として宗教改革を説いた場所としても有名。元々はカロリング朝時代にカール大帝の命により建てられた教会が前身で、カール大帝自身の像が内外にいくつかあります。

聖母聖堂
Fraumünster

東フランク王ルードヴィヒ2世が彼の娘ヒルデガルドの為、853年に建立した修道院が前身の教会。

現在みられるこの教会は1524年に宗教改革の一貫で取り壊されてしまった修道院の跡地に再建されたもの。ステンドグラスはシャガールが描いたもので、芸術作品としての価値が非常に高いものです。

センター・ル・コルビュジェ
Centre Le Corbusier (Heidi Weber Museum)

スイス出身の世界的建築家ル・コルビュジェが自身の作品展示のため1967年にオープンした博物館で、この建物そのものが彼の最後の作品でもあります。(コルビュジェ本人はこの博物館の完成を見届けることなく1965年に死去)

ポップな印象の外観と、機能的かつ近未来的な内装が印象的。

アクセスはトラム2番もしくは4番で「ヘッシュガッセ Höschgasse」下車。湖に面したチューリッヒホルン公園(Zürichhorn)の中にあり、芝生の広がる気持ち良い公園です。

スイス国立博物館
Schweizerisches Landesmuseum

チューリッヒ中央駅の裏手にある主にスイスの歴史についての博物館。

1898年に完成したお城をベースにしていて、地球誕生(!)、人類の進化の点展示に始まって、特に中世から現代にかけての展示が充実しています。2007年から2年かけて行われた大改修工事が終了したばかり。