ユングフラウ地方のハイキング・トレッキングガイド

グリンデルワルトからロープウェーで簡単に上がれるフィルストを拠点に、楽に歩けるお手軽コース。

高低差が本格ハイキングの予行演習にも最適。

アイガー北壁、グリンデルワルト谷と高山植物を見ながら、山に囲まれた湖バッハアルプゼーへ。バッハアルプゼーのほとりからはヴェッターホルン、シュレックホルン、フィンスターアールホルンを望み、湖面に映る山々はまさに絶景。

体力に自信のある方はそのままファウルホルン、ブスアルプ方面へも歩くことができます。

全長：5.88km｜所要時間約2時間〜2時間30分｜最大高低差：188m
入山可能時期：5月末〜10月中旬

少し体力のいるコースですが、山々の絶景と自然を満喫するにはうってつけのコース。

グリンデルワルトから一旦谷底（グルント）に下りて、そこからメンリッヒェンを目指して登っていきます。アイガー・メンヒ・ユングフラウの3山はもちろん、トゥーン湖まで見渡すこともできます。

疲れたら途中のホーレンシュタインからロープウェーに乗ってしまうことも可能。

全長：13.1km｜所要時間約5時間｜最大高低差：1389m
入山可能時期：5月末〜10月中旬

「ユングフラウ・アイガー・ウォーク」と呼ばれる、アイガー北壁に近いエリアを歩くことができるルート。登り下りどちらでもOKなコースですが、下り（アイガーグレッチャー起点）のほうがより景色を楽しめます。

途中にあるファルボーデンゼー（湖）は雪が少ない時期に人工雪を作るための水を貯蔵している人造湖で、夏は湖面に映る山々が美しく、ベンチもあるのでここで休憩するのもオススメ。

2020年12月5日にはグリンデルワルト・ターミナル（グルント）からアイガーグレッチャーへ直行するロープウェー「アイガー・エクスプレス Eiger Express」が開業。

全長：2.2km｜所要時間約1時間｜最大高低差：259m
入山可能時期：5月末〜10月中旬

「パノラマウェグ」の別名通り、道中の景色が堪能できる人気ルート。

メンリッヒェンからグリンデルワルト谷方向へ、チュッゲンの斜面に沿って進むコース。アイガー北壁を美しく見ることができる場所のひとつです。

高低差は160メートル程度で、アップダウンも少なく、標高の割には歩きやすいコースです。

全長：4.43km｜所要時間約1時間30分〜2時間｜最大高低差：161m
入山可能時期：5月末〜10月中旬

谷底にあるラウターブルンネンからシュタウブバッハの滝の上を通ってミューレンまで上がっていくコースです。

最初に経由ポイントになるグリュッチュアルプまではロープウェーで上がることもできます。ここは一気に高度を稼ぐので、歩く場合はつづら折りの山道をひたすら上ります。

グリュッチュアルプからウィンターエックまでは森の中の道となり、途中でシュタウブバッハの川（すぐ先で滝になって流れ落ちます）を渡ります。

ウィンターエックからミューレンまでは線路に沿って歩くコースで、左側（谷側）が開けてくるので、ユングフラウの雄大な姿を望むことができます。

全長：7.54km｜所要時間約3時間30分｜最大高低差：841m
入山可能時期：5月〜10月

登りは登山鉄道（ブリエンツ・ロートホルン鉄道）でロートホルン山頂まで上がり、下りを線路に沿ったハイキングコースを歩くのがオススメ。

眼下にはブリエンツ湖、そのむこうにユングフラウ地方の山々が一望でき、遠くジュラ山脈まで見渡すことができます。

途中のプランアルプにレストハウスがあり、ちょうど中間地点にあたるのでここでランチにするのがオススメ。プランアルプ〜ブリエンツは登山鉄道に乗ってしまってもOK。

全長：11km｜所要時間約3時間30分〜4時間｜最大高低差：1692m
入山可能時期：6月上旬〜10月下旬