スイスを滑ろう!スキー&スノーボードガイド

SKIING & SNOWBOARDING IN SWITZERLAND

ダイナミックなゲレンデがいっぱい!聖地・スイスを滑ろう

クラインマッターホルン周辺のスキー場

秋〜春の間にスイスへ行くなら、スキーやスノーボードを楽しむのもオススメです。

イメージとしてお持ちの方も多いと思いますが、スイスは昔からウィンタースポーツは非常に盛んで、小さい村でもスキー場が整備されているところも多くあります。

ツェルマットやユングフラウ地方では複数のエリアにまたがった広大なスキー場があり、1週間いても滑りきれないほど。

冬になると世界中からスキー休みを楽しむ旅行者で賑わいます。

板やブーツは気軽にレンタルできるので、ウェアを持っていくだけでOK!スキーパスを購入すると登山鉄道やロープウェーが割安で利用できるので、展望台に観光しに上がるにもメリットがあります。

ツェルマット&チェルヴィニア(イタリア)Zermatt & Cervinia

ツェルマット・スキーマップ
マッターホルンを間近に滑れるスキー場 スキー場のスイス・イタリア国境

ツェルマットのスキーエリア「マッターホルン・スキーパラダイス MATTERHORN SKI PARADISE」は総コース延長360キロにも及ぶ広大なスキー場で、最高地点も3883mと日本ではあり得ない標高で滑ることができます。

スネガ&ロートホルン、ゴルナーグラート、グレイシャーパラダイス&チェルヴィニアの3エリアに分かれていますが、スキーパスは共通です。

グレイシャーパラダイス(クラインマッターホルン山頂)からは国境を接するイタリアのチェルヴィニアへ降りることもでき、スキーでの国境越えを体験することができます。(チェルヴィニア側のリフト・ロープウェーは別料金でツェルマットのスキーパスに追加可能)。

全体的には中級コースが多く、特に標高が高いエリアは初心者には厳しいコースが多いですが、ゲレンデが広いのでゆっくり滑るのは問題なし。

スキーヤーのほうが圧倒的に多いですが、スノーボードももちろん滑走可能。テオドゥル氷河上のゲレンデにはジャンプ台やレールが整備されたパークも用意されています。

プラトー・ローザからシュヴァルツゼーへ下るルートはマッターホルンのすぐそばを滑ることができ、道中の景観は圧巻です。

有効なスキーパスがあると、ゴンドラやリフトはもちろん、ゴルナーグラート鉄道、スネガ行き地下ケーブルもフリーパスになります。

ツェルマットの町中、バーンホフ通り沿いを中心にスキーショップが数多くあり、板やブーツのレンタルが可能。極力ネット予約しておくことをオススメしますが、スイスツアーズでもその代行を行っていますので自分ではちょっと、という方はお気軽に。

ユングフラウ地方Jungfrauregion

メンリッヒェン
マッターホルンを間近に滑れるスキー場 クライネシャイデック

ユングフラウ地方のスキーエリア「ユングフラウ・スキーリージョン Jungfrau Skiregion」は総コース延長210キロとこちらもツェルマットに負けず劣らずの規模を誇っています。

ツェルマットでスキーを楽しむ場合は滞在がツェルマットの町に限定されるのに対し、こちらはグリンデルワルト、ウェンゲン、ラウターブルンネン、ミューレンなどベースにできる場所が多いのも特徴。

2つの谷を挟んで4つの斜面があり、フィルスト〜グリンデルワルト〜クライネシャイデック〜ウェンゲンの東側エリアと、ミューレン〜シルトホルンの西側エリアの2エリアに分かれています。

スキーパスはエリアごとのものと全エリアのものがあるので、滞在日数やコースをみて選ぶのがオススメ。

最もコースが多いのはクライネシャイデックとメンリッヒェンを中心としたエリア。2019年12月にグリンデルワルト〜メンリッヒェンの高速ロープウェーが開業(架替)し、2020年12月にはグリンデルワルト〜アイガーグレッチャー間のロープウェーが新設されるのでさらに便利になります。

スノーボーダーはフィルスト方面がオススメ。シュレックフェルト付近にパークとハーフパイプが設置されています。

Uwelino

サンモリッツSt.Moritz

コルヴィリア/ピッツナイル(サンモリッツ)・スキーマップ
ゼーアルプゼー

サンモリッツは冬季オリンピックが過去2回(1928年・1948年)行われ、FISアルペンスキー・ワールドカップ(女子スーパー大回転)も毎年開催される、まさにスキーの聖地。

周辺にもいくつかスキー場はありますが、最大のゲレンデはサンモリッツの町から直接上がることができるコルヴィリア〜ピッツ・ナイルのエリア。全33コース、総延長155キロの広大なコースで、最高地点のピッツ・ナイル山頂(3057m)からサンモリッツの町中まで滑って下りてくることが可能です。

全体的には中級コース以上が多いですが、山を横切るようなルートの超ロング初心者コースもあります。

ここはツェルマットやグリンデルワルトよりもスキーヤー比率が高いですが、ケーブルカーのコルヴィリア駅近くにパークが設置されています。

コルヴィリアエリア以外では、サンモリッツ・バート地区やスールレイから上がることができるコルヴァッチュ(全22コース・総延長120キロ)も規模が大きく、ディアヴォレッツァ・ラガルブは小規模ながらこちらも人気のゲレンデです。

列車(レーティッシュ鉄道)にスキー板を持ち込むのは問題なく、置き場も確保されているので、サンモリッツを拠点に周辺のスキー場を巡るのもオススメ。

Andreas Faessler

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